こんにちは
今年は、2日おき位に更新しようかなと思っていたのに、大分間が空いてしまいました。
ま、去年とあまり変わらないです。・・たぶん
さて、先日、何年ぶりかで映画を見てきました。
「オーケストラ」、
モーツァルトから始まり、バックにクラシック音楽がふんだんに流れる、
題名通りの音楽映画。


映画は、大画面、大音響で音楽が聴けるから贅沢です!
この映画では、音楽に存分に浸ることができました。
映画が始まるとすぐ、モーツァルトの「ピアノ協奏曲第21番ハ長調」がオーケストラで流れる。
:(この曲は以前、映画「短くも美しく燃え」で使われたこともあり、かなりポピュラーな曲ですね)
音楽にしばらく酔いしれる。
が突然、携帯音が響いて、パタッと音楽が止まって、
部屋の中へ、・・そして荒々しい会話で物語が始まる。
な~んだ普通のストーリ映画かとちょっとがっかりしてると、
男女が部屋の中で会話している。これがかなり長い。
でも俳優に引きつけられて、いつしか物語の中に・・
筋はここから複雑にさまざまの人生ドラマを含んで展開していくのだが、
映画の中で流れる曲をここに書きだすと:
バッハ 「無伴奏チェロ組曲第一番ト長調」 「2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ長調」
ロッシーニ 「ウィリアムテル」
シューマン 「夕べに」 「なぜ」
ドビュッシー 「西風の見たもの」
パガニーニ 「24のカプリース作品1」
ハチャトゥリアン 「剣の舞」
マーラー 「巨人」
リムスキー=コルサコフ 「交響組曲「シェエラザード」
ラロ 「スペイン交響曲ニ単調」
メンデルスゾーン 「ヴァイオリン協奏曲ホ単調」 他
「いつも聴いてる曲と知らない曲がありかなり楽しめた」
出だし、オーケストラの甘美な演奏
で、始まるこの作品だが、フランスで作られて、ロシアが舞台という、
映画が作られた事情もちょっとややこしいのですが、
ロシア語やフランス語が飛び交い、筋もかなり複雑で、解りずらい、
場面もあっち、こっちとめまぐるしく展開されて、
テンポも速くて、下に出る字幕を読むのもめんどくさくなってしまう、
そのうち、いいや音楽を聴いてればと思ったりする。

「元ボリショイオーケストラの指揮者だった彼は、再び指揮することになる演奏会の前に、
共演する若い女性ヴァイオリニストと会って謎の言葉を残して、別れる」
そして最後にオーケストラとソロヴァイオリニストが奏でる
チャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」で最高潮になるのだが、
そのラストのオーケストラとソロヴァイオリンと、ストリー展開が
圧倒的にすばらしかったのだ。
画面を見て、音楽を聴いて、そのドラマに・・
涙があふれてしかたなかった。

まさにクラシック音楽が主役の映画、
そしてこの映画を見た後、クラシックが今まで聞いていた音楽とは別物のように耳に響き、
大好きになりました。
耳が少し肥えたかな。
それにしても俳優陣がみなよかった、
演奏している様子はちょとリアル感に欠けていましたが・・(それも計算のうえかね)
この映画は一本が、この後日本各地を回って上映されていくそうなので、
お近くで上映がありましたらぜひ、お薦めです。音楽を志している方はぜひ、
いいと思います。
おまけ:
- 2011/01/08(土) 16:44:09|
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