先日、栃木県立美術館で「イノセンス」-いのちに向き合うアート、展
見てきました。
かなり充実した展示で満足度レベル、最高でしょうね。
草間弥生<愛はとこしえ>より{生命賛歌[BOZA] 2005年

そのパンフレットからの抜粋ー
障害のある方や独学の画家の作品を紹介するとともに、障害を抱える人の
アートに興味を持って積極的に関わるアーティストや、いのちに向き合う
表現を志向して制作する現代アーティストたちの作品も区別することなく
ともに展示し、、、
と書いてあるように、じっくり作品と向き合えるような構成になっていました。
こんなにくつろいで見られた美術展は初めてだなと、作品の余韻にひたりながら
ゆっくり家で出品作品リストを見たら、その所蔵先が全202点のうちほとんどが
作家蔵になっていました。
なるほどね。 個人蔵や美術館も数点ありましたが。
そこで、今私が一番いいと思っているアート、
草間弥生さんの<愛はとこしえ>シリーズ(50点)のうち34点、
でーんと館内中央あたりの壁一面を占領して展示されていました。
一点、一m50㎝前後の大きなシルクスクリーンの作品群(パンフレット絵)は
凄い見応えがあって、50点全部並んだところは、圧巻だろうなと思いますた。
あー全部見てみたい。
しばらく作品前のいすに座って眺めますた。
あと、丸木スマさん作:10点ー白い母猫1、と2
白い犬、 めし
白い鳥、
などに描かれた、動物や人の絵が凄い気に入りますた。
いいな、いいな、 素朴。
- 2010/09/16(木) 01:38:42|
- 美術館
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| コメント:2
おはようございます♪
障がいを持っている方のアートは、僕も以前から興味がありまして、
僕のブログにも「バリアフリー・ギャラリー」というカテゴリーがあります。
(最近サボリ気味ですが、宜しければご覧ください)
http://buster2.seesaa.net/category/1974139-1.html
このコーナーを通じて作家相田大希くんのお母さんからメールを頂いたりして、
とても喜んでいただけたので、いろんな作品を紹介していました。
でも本当は、本文にもあったように、
良い作品には、障がいの有る無しなんて関係ないんですよね。
良いものは、良い。
これが全てで、知らず知らず垣根を作っていたのは、自分なのかもしれませんね。
- 2010/09/16(木) 07:08:56 |
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- maruzoh #-
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コメントありがとうございます。
他にも印象に残った作品はいくつもありました。
特に数十メートルもある壁一面に並べられた蝶や飛行機の作品群や
食事の食べ残しを畳の上に並べていく行為を繰り返す娘、そして、
それを毎日母が写真に撮っておいたという作品群、など
言葉を失いますね。
絵を見る時って言葉はいらないんでしょうけど。
日常的に繰り返し生み出されていったその作品たち、
本当に、生きる事ってどういうこと?って
考えてしまいますね。
- 2010/09/18(土) 21:56:28 |
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- tokosantan #-
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