今年もびわが鈴なり

枇杷と言うと実を食べる、ーということの他に
葉や種にも薬効成分が豊富に含まれるということは前回書きましたが
古くから多くの人がその効果を体験談などで実証しているので、
かなり試してみようかなという気になるのであります。
そんなわけで、
枇杷の葉酒と枇杷の種酒の作り方です。
「広口ビン、玄米焼酎35度、1、8リットル、枇杷葉120g(30~40枚)
1、1年以上たった、濃い緑色の葉を取って、葉の裏表をよく洗う。
裏の綿毛もタワシか歯ブラシで取る(濁りの原因になるため)。
2、洗った葉は水気が取れるまで陰干しする。カラカラに干さない。
3、乾いた葉を幅2~3cmに切る。真ん中の堅い芯は取る。
4、広口ビンに葉をすき間なく入れて、玄米酒に漬け込み冷暗所に置く。
5、3~4週間したら葉の上下を入れかえる。そのときも葉の間に
空気が入らないように押さえて、葉が浮かないようにする。
6、夏場で3ヶ月、冬場で4ヶ月位おいたら出来上がり。

枇杷の種酒も同様にして作ります。
(種にはアミグダリンが葉の1300倍、含まれると言われています)
玄米焼酎1.8リットル、 びわ種 700g~1kg
生種は1週間位ざるなどに広げて天日で乾かす。
漬け込む時は茶色い皮をむく。
半年ほどでエキスが抽出し茶色くなる。
1年以上熟成させるとエキスがよく出て効果も高いようです。
2年を目安に種を取りだします。
ストレートでは強いので水かウーロン茶などでお好みで割って摂るとよいです。
コーヒーで割ってもおいしいです。
葉も種酒もお猪口で一杯位、だいたい毎日摂るとよいようです。
自分で苦労してつくれば味も格別、自然治癒力も高まるというもの・・
では、よかったら作ってみてくださいませね。

(注:今は癌に効くかどうかは確証されていないようです。)
- 2010/09/12(日) 19:35:59|
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